税制改正の行方
お疲れ様です。
相棒税理士の齊藤大介です。
五月の申告繁忙月が終了して、その片付けや、後になってしまっていたお仕事を行っていますが、
今年の税制改正はどのようになるのでしょうか…
昨年末に案が出され、例年ですと春先に国会を通過しているのですが、
今年はねじれ国会と震災の影響でまだ可決されていません。
特に、
法人税、相続税、消費税などは、変更になる予定でしたので気にしているとこです。
相続税は、従来は100人に4人が課税対象になっていたところを、その対象を広げるため、基礎控除を下げる予定になっています。
理屈としては、相続で課税される財産のうち高いウエイトを占める不動産の価額が高いご時世のときは、基礎控除を高くしていたが、今は下がっているのでそれに連動して下げるということになっています。
今まで相続税は課税されないと思っていた方でも課税される可能性が出てきたことになります。
年々経済成長とは、反比例的に増税になっているように思うこの頃です。