起業後の利益の目安 800万円
お疲れ様です。
会長税理士の齊藤大介です。
本日から、お盆休みに入りました。
でも天候が心配なので、自宅で普段できない
仕事をまとめております。
私の経験値では、起業される方の設立からのお手伝いは、
100社を超えております。
最初お会いしたときに、節税をお願いしますと言われることが
多々あります。(税理士なので当然ですが)
ただ、起業当初は、
どの業種も、資本金は少額、既存顧客も少ない、顧客単価も低いことが多いです。
まずは利益を上げてから、節税という段階がベストとなります。
1期目は正直、事業計画通りいくのか不明なところですが、
予想売上から、直接原価、固定費を差し引き、そこで算出した
利益から、社長の役員報酬を決めます。
(生活できる最低限で我慢いただきます)
そこで、予測最終利益が出ますので、
それが、800万円以下であることを提案させていただいております。
大幅に800万を超えるようであれば、社長の役員報酬を多めで設定してスタートします。
800万円以下の部分の、法人税実効税率は、約25%
だからです。
(800万超の部分は、約35%)
25%の税率であれば、75%は会社に内部留保(ストック)できる
ので、起業数年で軌道に乗るまでは、その方針が望ましい
と思います。
3.4期になり、増益になったところで、節税案を検討します。
節税のほとんどは、キャッシュアウトするものになるので、
ある程度、会社にストックがなければ、
将来何かがあったとき(コロナが分かりやすいですね)
に困ってしまいます。
なので、利益800万というのを目安にしています。
800万×75%=600万
600万×5年=3,000万 これだけ貯まるわけですからね。
税理士法人エタニティ
会長税理士 齊藤大介